大砂嵐 引退勧告受け入れ 退職金は30%減額 無免許運転で追突事故

[ 2018年3月9日 19:29 ]

大砂嵐
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 日本相撲協会は9日に大阪市内で理事会を開催し、2月に道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴されたエジプト出身の幕下・大砂嵐(26=大嶽部屋)に対して引退勧告の処分を決めた。大砂嵐は勧告を受け入れた。このまま引退となり、退職金は30%減額して支給される。

 また、師匠、大嶽親方(元十両大竜)に監督責任を問うことを決めた。今後の理事会で処分を検討する見込み。

 大砂嵐は1月1日に長野県内で同3日には同県山ノ内町で、それぞれ有効な運転免許証を持たずに乗用車を運転したとしている。同3日に追突事故を起こした。当初は日本相撲協会に「妻が運転していた」などと説明したが、その後、県警の調べに運転していたことを認めた。相撲協会は力士による車やバイクの運転を禁じている。

 大砂嵐はエジプト・ダカハレヤ県出身で、アフリカ大陸からの初の力士で12年春場所初土俵。13年九州場所で新入幕。14年名古屋場所では同一場所で横綱初挑戦から戦後初の2日連続金星を獲得。幕内在位は17場所。

 ▼大砂嵐(電話取材で)今まで応援ありがとうございます。今回のことは申し訳ありませんでした

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2018年3月9日のニュース