五輪女王・小平 体調不良でも日本勢初の連覇へ絶好スタート 500は26連勝

[ 2018年3月3日 22:24 ]

女子1000メートル ゴールし、タイムを確認する小平奈緒(共同)
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 スピードスケートの世界スプリント選手権第1日が中国・長春で行われ、平昌五輪女子500メートルで金、同1000メートルで銀メダルに輝いた小平奈緒(31=相沢病院)が女子500メートルで37秒23をマークして1位になった。同種目26連勝を飾るとともに、1000メートルでも1分15秒68の4位で総合首位に立ち、日本勢初の2連覇へ向け好スタートを切った。

 小平にとって五輪後初のレース。五輪新を叩き出した平昌の36秒94には届かなかったが、500メートルは2位ゴリコワ(ロシア)に0秒55差と格の違いを見せつけた。無敵の種目で快走を見せた一方、1時間50分後の1000メートルは4位。2日から風邪気味で微熱もあったという。平昌から2月26日午後に帰国し、報告会や解団式をこなして28日午前に中国へ移動。「知らない間に、たまった疲れが結構ある」と漏らした。

 それでも日本勢初の総合2連覇へ、上々の滑り出しだ。2日間合計4レースを滑り、タイムを得点化したポイントで順位を争う今大会。昨年は日本選手として1987年の黒岩彰以来30年ぶりとなる総合優勝を果たして夢舞台につないだ。万全ではない状況だが、五輪で金、銀のメダルに輝いた新女王が断トツの優勝候補であることに変わりない。

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