サンウルブズ 収穫の惜敗、流主将「悔しい」も開幕戦初勝ち点

[ 2018年2月25日 05:30 ]

スーパーラグビー第2節   サンウルブズ25―32ブランビーズ ( 2018年2月24日    秩父宮 )

<サンウルブズ・ブランビーズ>ブランビーズ・ナイサラニ(上)を激しいタックルで止めるサンウルブズ・堀江
Photo By スポニチ

 開幕初戦を迎えたサンウルブズはブランビーズに25―32で敗れたものの、初戦では参入3年目で初めて勝ち点1を得た。今季から日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)が兼任HCを務め、メンバーも大幅に刷新。新加入のWTBホセア・サウマキ(25=キヤノン)が2トライを取るなど上々の内容での船出となった。

 勝てる試合を落とした。その悔しさと責任を誰よりも、SH流主将が痛感していた。4点リードで折り返した後半開始直後、自陣でピンチを脱してカウンター攻撃を仕掛けるところで、流のロングパスがゴールポストに直撃。こぼれ球を拾われ逆転トライを許すと、その後は一度もリードを奪えずに敗れた。

 「悔しいです。後半最初に僕のミスでリードを許して、そのスコアが負けに直結した。申し訳ない気持ち」

 前半は相手を上回る3トライ。8分にはスクラムで相手の反則を誘うと、ラインアウトからのモールを11人で押しきりWTBサウマキがトライ。その後も決定力のあるCTBラファエレとサウマキが1トライずつを挙げたが、後半は過去2度のリーグ制覇を誇る名門の修正力に屈した。

 ただ、ジョセフHCも「満足できる結果ではないが、選手はこのレベルで戦えると自信を持ったと思う」と表情は暗くない。リーグ再編で今季から編入されたオーストラリア地区の相手とは過去通算5戦5敗で勝ち点なし。ブランビーズには16年に5―66で完敗していることを考えれば、大きな前進を見せた。

 日本代表資格保持者だけにこだわらず、最強スコッドをそろえて臨む勝負の3季目。次節3月3日のレベルズ戦(秩父宮)で、通算3勝の過去2年との違いを証明する。

 ▽今季のスーパーラグビー 16、17年シーズンは18チームで争われていたが、今季から3チーム減の15チームとなった。これによりサンウルブズは過去2年所属した南アフリカ地区からオーストラリア地区に再編された。レギュラーシーズンでは同地区の4チームとホーム&アウェーで計8試合、ニュージーランド、南アフリカ地区の計10チームのうち8チームと対戦する。

続きを表示

2018年2月25日のニュース