坂爪、500mは8位で終戦 2度目五輪「後味が悪い」結果に

[ 2018年2月23日 05:30 ]

平昌冬季五輪   ショートトラック 男子500m ( 2018年2月22日 )

男子500メートル準々決勝 滑走する坂爪亮介
Photo By 共同

 男子500メートル準々決勝を突破した坂爪亮介(27=タカショー)は、準決勝2組4着で決勝を逃し、8位だった。5位の1000メートルに続き入賞したものの、男子5000メートルリレーの順位決定戦では、予選に続いて転倒し3着。7位に終わった。渡辺啓太(25=阪南大職)は男子500メートルで、斎藤仁美(27=オーエンス)は女子1000メートルで準決勝に進めなかった。競技が終了し、日本勢は5大会連続でメダルを逃した。

 大黒柱・坂爪の顔が苦悩に満ちていた。500メートルは強豪ぞろいの準々決勝3組を2着で通過。決勝を逃したものの、8位で2つ目の入賞を果たした。だが、リレーは予選に続いて順位決定戦でも転倒。「自分がパーにした。どんな形でもいいから、みんな勝負して終わりたかったと思う。本当に申し訳ない」。メダルを掲げたリレーは7位。最強国・韓国への武者修行の流れを5年前につくった先駆者は肩を落とした。

 幼少時に住んだ米国でスケートを始めた。実は卓球もうまい。中学時代、群馬県太田市の大会で優勝した。その器用さで1メートル81の長身ながら体を巧みに操り、日本を引っ張ってきた。だが、2度目の五輪は「後味が悪い」結果に終わった。このままでは終われない。

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2018年2月23日のニュース