団体パシュート金から一夜…メダル授与式「君が代」に4人感銘

[ 2018年2月23日 05:30 ]

平昌冬季五輪   スピードスケート女子追い抜き ( 2018年2月21日 )

金メダルを手に笑顔の(右から)高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花
Photo By スポニチ

 スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)で金メダルを獲得した日本の高木美帆(23=日体大助手)、高木菜那(25=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)、菊池彩花(30=富士急)がレースから一夜明けた22日、平昌五輪スタジアム近くの広場で行われたメダル授与式に出席。自身3個目のメダル獲得で、ようやく君が代を聴いた高木美は「やっとここまでたどり着くことができたという思い。うれしい気持ちでいっぱいです」と達成感を見せた。

 チームジャパンは15年世界距離別選手権でオランダを撃破してこの種目を制し、初めて五輪制覇を意識。当時のメンバーは高木姉妹、菊池彩に加え、田畑真紀だった。セレモニーでは笑顔いっぱいだった高木菜は、授与式を終えると涙。「3年前、君が代を聴けた時に、五輪でも同じ光景が見られたらいいと思っていた。支えてくれた人のおかげ」と歓喜に浸った。

 当時まだ五輪さえも意識していなかった佐藤は、冬季五輪の日本女子最年少金メダリストとなった。次第に雪が舞い始めたセレモニーでメダルを首にかけ「まさかこんな結果を残せるとは思っていなかったので驚きでしかない」と頬を濡らし、大会前のケガを乗り越えて金メダルをつかんだ最年長の菊池彩も「支えてくれた家族やスタッフ、チームメートに感謝したい」とうれし涙をこぼした。

続きを表示

2018年2月23日のニュース