日本、リレハンメル以来の団体メダルならず 後半距離で4位に ノルディック複合

[ 2018年2月22日 20:08 ]

平昌冬季五輪 ノルディック複合団体 ( 2018年2月22日 )

ノルディック複合団体 後半距離で山元(右奥)からリレーされ、走りだすアンカー渡部暁
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 平昌冬季五輪は22日、ノルディック複合団体を行い、前半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)で3位につけた日本は、後半の距離(5キロ×4人)で4位に順位を落としてフィニッシュ。94年リレハンメル五輪以来の団体メダル獲得はならなかった。

 後半距離は2番手でスタートしたドイツが、首位のオーストリアをかわして序盤から独走体勢に。3位でスタートした日本は、オーストリア、ノルウェーとのメダル争いとなった。

 第1走者の渡部善斗(26=北野建設)が1つ順位を落として4位でバトンタッチ。第2走者の永井秀昭(34=岐阜日野自動車)は2番手集団に何とか食らいついて、第3走者の山元豪(23=ダイチ)につないだ。1周目は2番手集団の直後を走っていた山元だったが、2周目に入るとオーストリアとノルウェーがペースアップ。疲れが見えた山元は2チームから大きく引き離されてのバトンタッチとなった。

 アンカーの個人ノーマルヒル2大会連続銀メダルの渡部暁斗(29=北野建設)は3位と約1分差でスタート。必死に前を追ったが上位との差は縮まらず、3位と1分1秒差の4位でフィニッシュした。

 ドイツが46分9秒8で金メダルを獲得。銀がノルウェー、銅がオーストリアだった。

 団体は1チーム4人が出場。前半の飛躍で1本の得点をタイム差に換算。後半のクロスカントリー(5キロ×4人)は、第1走者から最終走者まで1周2・5キロのコースを1人2周ずつ。飛躍の総得点をタイム差に換算し、上位からスタートする。

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