ザギトワ、メドベ20分後に世界最高更新!超ハイレベルな女子SP、上位5選手が自己ベスト

[ 2018年2月21日 15:12 ]

平昌五輪フィギュアスケート女子SP ( 2018年2月21日    江陵アイスアリーナ )

メドベージェワとザギトワ(AP)
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 平昌五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)は21日、韓国・江陵アイスアリーナで行われ、個人資格のロシア選手、アリーナ・ザギトワ(15)が世界歴代最高の82・92点をマークして首位発進。ザギトワから5位の坂本花織(17=シスメックス)までが自己ベストを更新するハイレベルな戦いとなった。

 第4組で登場した坂本は、ジャンプを全て基礎点が1・1倍になる後半に組み込む意欲的な構成をほぼミスなく演じ、1月の四大陸選手権で記録した71・34点を更新する73・18点の自己最高をマーク。最終組では、最初に登場した世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(18=OAR)が自らの記録を塗り替える世界歴代最高の81・61点を叩き出すと、続く宮原知子(19=関大)はその雰囲気にのまれずにジャンプ全て成功させ、自己最高の75・94点を記録した。

 宮原の直後のケイトリン・オズモンド(22=カナダ)もこの流れに乗って78・87点で自己ベスト更新。しかしこの日の主役は15歳のザギトワだった。「ブラックスワン」に乗って後半の3回転ルッツ―3回転ループ、3回転フリップ、ダブルアクセルと全て成功。スピン、ステップも全てレベル4を獲得し、衝撃の82・92点を記録。メドベージェワから約20分後に世界最高得点を塗り替え、観客の喝采を浴びた。

 AP通信によると、「満足しているが、ベストではなかった」と自らの演技を振り返ったメドベージェワ。同じクラブの後輩であるザギトワについては「彼女はよくやった。できる限りのことは全部やったと思う」と称えていた。

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