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組織力の日本VS個のオランダ 半周14秒台前半が目安に

平昌冬季五輪 スピードスケート女子団体追い抜き

調整するスピードスケート女子団体追い抜きの(右から)高木美、佐藤、高木菜、菊池
Photo By 共同

 【今日のツボ教えます】スピードスケート女子団体追い抜きの金メダル争いは今季W杯3戦連続世界記録の日本と、前回覇者のオランダによる一騎打ちの様相だ。個の能力で勝るオランダにどう対抗するのか。日本の戦略について92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリストの黒岩敏幸氏(48)が分析した。

 オランダは1回戦に出場した3人全員が今大会の個人種目メダリストで、高木美1人しかメダリストがいない日本よりも圧倒的に個人の能力が高い。日本はその差を埋めるために、チームでの技術を磨いてきた。

 まずは3人の同調した滑り。日本選手の足の動きはきれいにそろっている。サイズの近い選手が並び、1ストロークの長さがほぼ変わらない。歩数もストレートでは8歩と決められている。そして、ソチ五輪後に常設のナショナルチームが発足したおかげで、練習時間が格段に増えて、呼吸がピタリと合っている。所属チームが強化主体のオランダは選手の足の動きはバラバラだ。日本の方が空気抵抗は少ない。

 そして、素早い先頭交代。日本は交代時、コーナーの入り口付近で先頭の選手がポンッと大きく外に出る。2番手の選手が前に出やすく、コーナーの頂点までに入れ替えが完了する。一見するとタイムロスがありそうだが、早く交代することで、カーブの出口でスムーズに加速ができる。オランダは交代完了がカーブの出口付近までかかる。

 日本は同調した滑りと素早い先頭交代を武器に好ラップを刻んでいきたい。スタートでミスした1回戦のタイムではオランダに残り1・5周まで2秒以上の差があったが、最後は0・48秒差まで詰めた。オランダは半周のラップタイムが13秒台から15秒台までバラツキがあったが、日本は全て14秒台だった。決勝でもオランダが先行すると思うが、14秒台前半でまとめていければ終盤で逆転できるはずだ。

 日本は6周のうち高木美が3・5周を先頭で引っ張る。負担は大きいが、今の高木美なら問題ない。「個」対「組織」の勝負。日本の結束力を見せてほしい。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

 ▽団体追い抜き 1チーム3人が隊列を組み空気抵抗により体力の消耗の激しい先頭を入れ替えながら、男子は8周(3200メートル)女子は6周(2400メートル)する。リンクの対角から2チーム同時にスタート。3人のうち最後にゴールした選手のタイムを競う。入れ替えの場所や回数は自由。06年トリノ大会から五輪で実施。日本は10年バンクーバー大会で女子が銀メダル。連係や戦術でタイムを縮められる妙があり日本の美しい隊列は世界のお手本となっている。

[ 2018年2月21日 18:00 ]

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