カー侍、4強進出に望み 王者カナダに完敗もデンマーク撃破

[ 2018年2月21日 05:30 ]

平昌冬季五輪 カーリング男子1次リーグ   日本4―8カナダ、日本6―4デンマーク ( 2018年2月20日 )

デンマークに勝利し、喜ぶ(左から)清水、山口、両角公、両角友
Photo By 共同

 男子1次リーグで世界ランク8位の日本(SC軽井沢ク)は朝に世界1位のカナダに4―8で敗れて崖っ縁に追い込まれたが、夜に同9位のデンマークを6―4で下して準決勝進出に望みをつないだ。21日の最終戦で韓国と対戦する。

 敗戦のショックはすぐに振り払った。午前9時5分開始の試合で五輪3連覇中のカナダに完敗。準決勝進出へ1敗もできない状況に追い込まれたが、午後8時5分開始のデンマーク戦で快勝して望みをつないだ。崖っ縁でも明るい表情でプレーしたチームの思いを、スキップの両角友は「負けても人生が終わるわけじゃない。楽しまないともったいない」と代弁した。

 デンマーク戦は第3エンドに3点を奪うなど有利に試合を進めた。第7エンド、両角友は1投目にハウス(円)内の日本のストーン2個を同時にはじき出すまさかのミスがあったが、2投目ではきっちり相手ストーン2個を押し出してピンチを回避。サードの清水はカナダ戦の後、気合を入れ直すために五輪前に友人からもらった赤いパンツにはき替えた。ショット成功率も76%から79%にアップ。「僕が決まっていればという午前の反省を生かせた」と清水は胸を張った。

 21日は世界16位と格下の韓国と対戦する。完全アウェーの雰囲気は必至だが、「世界選手権とかアウェーでしかやったことがない。そこまで大きく考えることはない」と両角友は余裕の表情。韓国に勝てば、準決勝進出決定戦へと道はつながる。

続きを表示

2018年2月21日のニュース