羽生 金1号「獲ります」、幸せかみしめ最終調整 いざ連覇へ

[ 2018年2月16日 05:30 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子SP ( 2018年2月16日    韓国・江陵アイスアリーナ )

<平昌五輪フィギュアスケート>笑顔で練習を終える羽生結弦(撮影・小海途良幹)
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 フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)は、16日に江陵アイスアリーナで行われる。五輪男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)は15日、サブリンクで最終調整。韓国入り後初めて高難度の4回転ループにも着氷し、痛めていた右足首の回復をアピール。日本の金メダル1号に意欲を示した。

 公式練習の緊張感が一気に増した。この日から滑走グループごとに行われ、チャン、フェルナンデス、宇野ら金メダルを争うライバルたちが集結。その中で羽生は、練習が始まると真っ先にリンクに下りて、勢いよく滑りだした。

 前日まで練習の序盤は慎重にスケーティングを確認していたが、すぐにジャンプを開始した。精力的に計19本も跳び、4回転ジャンプは計10本跳んで8本着氷する高い成功率を示した。さらに韓国入り後4度目の公式練習で初めて大技の4回転ループにも成功。練習の終盤には試合では跳ばない4回転トーループ―1回転ループ―3回転サルコー―1回転ループ―3回転サルコーの5連続ジャンプまで披露した。

 気迫たっぷりのデモンストレーションで、ライバルたちに復調ぶりをアピール。11月に痛めた右足首を気にするそぶりはなく、時折笑顔をのぞかせながら40分間の練習を終えた。「今のところ問題ない。何の心配もなく滑れる幸せが大きい」と不安を打ち消した。

 48、52年を制したリチャード・バットン(米国)以来、五輪男子66年ぶりの2連覇へ向けた戦いが始まる。実戦は10月のロシア杯以来約4カ月ぶり。「バラード第一番」を滑るSPは最終組1番手の25番滑走。「大好きな1番滑走を楽しみたい。3年目の本当に大好きな曲を滑る楽しさや自分が勝ちたいという気持ちもしっかりと全部出したい」。自分への期待は膨らんでいる。

 トーループ、サルコーに続く3種類目の4回転ジャンプとなるループの投入の可能性を聞かれると「ハイ」と明言した。もしSPで出遅れた場合にはフリーでループを入れた高難度のジャンプ構成にして逆転を狙うこともできる。勝負のカードも手元にそろえた。

 大会中盤に入り、日本は既に7個のメダルを獲得したが、内訳は銀4、銅3で、まだ金がない。その状況を問われると、「誰が獲ろうが、僕も獲ります」と語気を強めた。金メダル1号へ、いよいよ日本のエースが出陣する。

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