沙羅、会心ジャンプで涙の銅メダル「最後の最後で一番いいジャンプできた」

[ 2018年2月13日 00:26 ]

銅メダルに涙を流す高梨
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 平昌冬季五輪は12日、ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒルを行い、高梨沙羅(21=クラレ)が1回目103・5メートルの120・3点、2回目103・5メートルの123・5点の計243・8点で銅メダルを獲得。悲願の金メダルはならなかったが、14年ソチ五輪で初採用された同種目で日本人初のメダル獲得となった。

 「目標にしていた金メダルには届かなかったが、最後の最後でこん身の一番いいジャンプができた」と語った高梨。「金は獲れなかったが、自分の中で記憶に残る、競技人生の糧になる貴重な経験をさせてもらった」と自身2度目の五輪を振り返った。

 日本女子史上初となるメダルを確定させ、伊藤有希(23=土屋ホーム)らと涙の抱擁。「『お疲れさま』『すごいね』と抱き寄せてもらって、ホッとして涙が止まらなかった。日本チームでここに来ることができてよかった」と仲間に感謝した。

 4位に終わった14年ソチ五輪の悪夢を払拭(ふっしょく)する会心のジャンプ。だが、「ソチの悔しい思いをバネにしてきたつもりだったけれども、まだ自分は金メダルを獲る器ではないことが分かった。もっと競技者として勉強していかなければいけない部分がたくさんあるので、周りの先輩たちからいろんなことを学んで成長していきたい」とさらなる飛躍を誓っていた。

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2018年2月12日のニュース