田中刑事、4回転3度挑戦も全て失敗「本当に悔しい」 個人戦へ「もっと冷静に」

[ 2018年2月12日 11:05 ]

平昌冬季五輪   フィギュアスケート団体・男子フリー ( 2018年2月12日 )

団体男子フリーの演技を終えうつむく田中刑事(共同)
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 平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体の男子フリーが行われ、日本からは五輪初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が出場。最終滑走で148・36点をマークしたが、5人中5位に終わった。

 本番前に「みんながつくってくれた勢いで滑りたい」と語っていた田中は4回転に3度挑戦したが、全て失敗。前半の2度の4回転サルコーはともに2回転止まり。後半の4回転トーループでは転倒した。演技が終わると首を横に振って、悔しさを露わにし、「緊張感というよりも自分のジャンプができていなかった」と唇を噛んだ。

 「自分がやることだけを考えていたので、緊張感による失敗ではない」と振り返り、「本当に悔しいフリーを滑ってしまったので、個人戦ではしっかりと滑れるように。失敗をつなげて、経験した分、次はもっと冷静に滑っていきたい」と個人戦へ向けて前を向いた。チームジャパンには「僕が思いっきりできなかったので、このあとは皆さん勢いに乗って滑っていただければ」とエールを送った。

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