松本遥奈、3位でスノボHP決勝へ「五輪への思い全部ぶつける」

[ 2018年2月12日 16:50 ]

平昌冬季五輪   スノーボード女子ハーフパイプ予選 ( 2018年2月12日 )

スノーボード女子ハーフパイプ予選2本目、華麗なエアを決め決勝進出を決めた松本遥奈
Photo By スポニチ

 平昌五輪は12日、スノーボードの女子ハーフパイプ予選が行われ、17年世界選手権銀メダルの松本遥奈(24=クルーズ)が3位で予選を通過。13日の決勝に進出した。1回目に80・75点をマーク。2回目は完成度を高めた演技で84・25点と得点を伸ばした。

【松本と一問一答】

――予選を振り返って。

 「納得する滑りではなかった。着地のちょっとしたミスや、空中でのスタイルがダメだった。決勝では思いっきり滑りたい。板が滑らないというより、風があって板が走らない感じ。自然の中で行うスポーツなので、自分が風に合わせないといけない。思ったより点数が出ていてビックリ」

――演技を終えて笑顔が出ていた。

 「笑顔は自分が大切にしている部分。転んでも常に笑顔を意識している」

――ルーティーン(演技構成)は。

 「フロントサイドエア、バックサイドの540(1回転半)、フロントサイドの900(2回転半)、バックサイドエア、フロントサイドの720(2回転)、キャブ720(2回転)、最後にフロントサイドの540」

――決勝のルーティーンは。

 「決勝も7回飛びたい。いまのルーティーンで納得いかないところを調整して自分の納得する滑りをしたい。決勝で1本目の調子がよければフロント720(2回転)のところをフロントサイドの1080(3回転)を出せれば良いなと思っている」

――いつもと違うルーティーンは。

 「一発増やした。いつもだと5〜6発で終わるので、終盤の技でフロント540(1回転半)を増やした感じ。キャブ720(2回転)の着地がうまくいけばフロントサイドはできるので。キャブ720の着地をいかにうまくできるかを考えながらやっています」

――ソチ五輪に出られなかった悔しさは。

 「ソチ前からなので8年間。五輪は14年間くらい目指していた。その思いを全部ぶつけられるようにしたい。細かいこともだが、着地のちょっとしたミスとかもしないように、空中でいかによい体勢を取れるかとかをたくさんイメージトレーニングして明日に臨みたい」

――五輪の雰囲気は。

 「観客はたくさん入っているが、ふだんのW杯と変わらない気持ち」

――決勝へ向けて。

 「米国や中国は強い。メダルというより、自分がここまで来るためにやってきた練習の成果を発揮できるような大会にしたい」

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月12日のニュース