歩夢“6発ルーティン”で金狙う ホワイトらの「5発」上回る

[ 2018年2月12日 05:30 ]

平昌冬季五輪 スノーボード・ハーフパイプ男子

スノーボードの平野歩夢
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 スノーボード・ハーフパイプ男子の平野歩夢(19=木下グループ)が11日に“6発ルーティン”で金メダルに挑む考えを示した。13日の予選、14日の決勝に向けて最後の公式練習を終えた平野は「予選は6発。難易度をプラスする決勝も、滑ってみて飛べそうなら6発飛びたい。飛べなさそうなら5発でやめる」と明かした。

 史上初となる4回転の連続技を決めて優勝した先月のXゲームでは5発の技を繰り出し、99点の高得点をマークした。今回のハーフパイプは全長が長く、より多くの技を詰め込める可能性がある。代表の治部忠重コーチは「ヒット数(技の回数)が多くて高さもキープできれば評価につながる」とメリットを語った。金メダル争いはホワイト(米国)やジェームズ(オーストラリア)がライバルだが、治部コーチは「彼らは高さを出すために滑走距離が必要。おそらく5発」と読んでいる。滑走技術に定評のある平野がエアの高さを維持したまま技数を増やせれば、金メダルに一歩近づくことになる。

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2018年2月12日のニュース