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沙羅、悲願頂点へ“2つの風”後押し 船木が明言「金メダル十分ある」

平昌冬季五輪 ジャンプ女子 ( 2018年2月12日 )

練習を終え、水分補給する高梨
Photo By スポニチ

 【今日のツボ教えます】 平昌五輪最大の焦点の一つが「沙羅のリベンジなるか?」だ。14年ソチは圧倒的な優勝候補に挙げられながら、表彰台すら逃し4位。今季は海外勢の台頭でW杯未勝利のまま雪辱の舞台を迎えた。98年長野五輪2冠で、今は現役選手ながら若手指導も行う船木和喜(42=フィット)が2つのポイントを挙げ、戴冠チャンスを明言した。

 高梨選手が悲願の金メダルを獲得する可能性、私は十分あると思っています。理由は2つあります。1つは高梨選手自身の復調、もう1つは平昌のジャンプ台の特徴を挙げたいと思います。

 【(1)復調】 今季、波に乗りきれない印象がありますが、原因はただ1つだと分析しています。踏み切り時、カンテ(助走路の最後の部分)により強いインパクトを与えようとした結果、空中に出た瞬間の頭の位置が高くなり、空中姿勢に合わせるように頭の位置を前に運ぶ動きが“山なり”になっていたことです。これでは空気抵抗を受け、体が前に進みません。

 そもそもインパクトを大きくしようとしたのは、長身の海外選手に抵抗するためでしょう。ジャンプで踏み切る動作は、脚のストロークによるものが大半。つまり、身長が高く、脚の長い選手はより大きなパワーで踏み切ります。海外勢のビッグジャンプに対抗するため、過剰に意識し過ぎていたのではないでしょうか。平昌入り後のジャンプは、頭の動きがシャープに、素早くなっていました。本来の高梨の形に近づいていると思います。

 【(2)舞台】 10日の男子ノーマルヒル決勝を見れば分かるように、平昌のジャンプ台は風の条件が刻一刻と変わります。有利な向かい風が吹いたかと思えば、不利な追い風が吹き下ろすように吹く。こんな条件下で求められるのは、安定感です。どんな条件でも、同じ動作で自分のジャンプをつくりきる。これは、高梨だけでなく、日本選手が最も得意とするところなんです。

 男子選手に交じって体力面も技術面も磨いてきたルンビ選手は、パワーだけでなく、空中の技術にも素晴らしいものがあります。ただし、さまざまな条件で一定のジャンプができる点では、日本勢に一日の長があると見ています。しかも、試合は2本勝負。2度とも同じ条件で飛べる可能性は高くありません。少しの乱れが飛距離に影響する勝負には、爆発力より安定感がフィットするとにらんでいます。 (98年長野五輪スキージャンプ2冠)

[ 2018年2月12日 09:10 ]

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