2位と3位の差は1000分の2秒 スピードスケート男子5000メートルで超ミクロの差

[ 2018年2月11日 18:24 ]

1000分の2秒差で競り勝ったブルーメン(右=AP)
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 11日に行われた平昌五輪スピードスケート男子5000メートルで、1000分の2秒差によって銀メダルと銅メダルが決まるという“超ミクロ”のデッドヒートがあった。

 距離2センチ差の接戦を繰り広げたのはこの種目の世界記録保持者、テッドヤン・ブルーメン(31=カナダ)と、ソチ五輪で5位だったスベレルンデ・ペデシェン(25=ノルウェー)の2人。ともに9組で滑り、最終周に入る前まではペデシェンがリードしていたが、最後にブローメンが本領を発揮してどちらが先着したのかは肉眼ではわからなかった。

 写真判定ではブルーメンのスケートのブレードの先端が2センチ先にゴールラインを横切っており、タイムはブローメンが6分11秒616の2位で、ペデシェンが6分11秒618の3位。わずか1000分の2秒差によってメダルの色が変わるレースとなった。

 6分9秒76の五輪新記録で優勝したのは第一人者のスベン・クラマー(31=オランダ)でこの種目で五輪3連覇を達成。日本勢では一戸誠太郎(22)が6分16秒55で9位。土屋良輔(23)は6分22秒45で16位だった。

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