【若林クリス 分岐点】次戦スイス GK藤本那の完封劇に期待

[ 2018年2月11日 09:40 ]

平昌冬季五輪 女子アイスホッケー1次リーグ   日本1―2スウェーデン ( 2018年2月10日 )

平昌五輪女子アイスホッケー<日本・スウェーデン>第1ピリオド、劣勢の展開に厳しい表情の藤本那
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 第2ピリオド終盤で追いつくという展開は理想的だった。勝つチャンスは十分あっただけに、最終ピリオドの早い時間帯に失点したのは残念。スウェーデンが焦る時間まで同点なら面白かった。積極的なプレスをかけてパックを取り返すなど、持ち味も出ていただけに惜しい敗戦だった。

 パワープレーでFW久保が何度もチャンスをつくったが決め切れなかった。シュート数は相手を上回ったが、世界トップのGKに対しては、工夫が必要。日本のシュートは相手GKが正対している状態でのものも多く、ずらすプレーをすれば隙がもっと生まれた。日本の得点はゴール裏からの展開で、相手GKを左右に揺さぶった結果、生まれている。

 あす12日に対戦するスイスはスウェーデンよりも攻撃力は上。勝利の鍵を握るのはずばり、GK藤本那だ。野球の完封のように彼女が無失点に抑えるような展開を期待したい。初戦のような試合内容を続けていけば、悲願の1勝は挙げられると思う。(東北フリーブレイズ監督)

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2018年2月11日のニュース