師円 外国勢に“追い風”警戒、会場通風口から進行方向に風

[ 2018年2月7日 05:30 ]

平昌五輪スピードスケート練習 息の合った滑りを見せる(右から)師円、小田、中村、高木美、菊池彩、高木菜、佐藤、押切
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 スピードスケート日本代表が6日、本番会場の江陵オーバルで調整した。男子中長距離のウイリアムソン師円(22=日本電産サンキョー)はリンクに吹く強い風を警戒し、「日本は後半のラップが落ちにくいが、スピードを出すチームもラップが落ちないと思う」と分析した。

 昨年2月の世界距離別選手権でも感じた風。1年ぶりの感触を問われると、「相変わらず風が吹いている」とぼやいた。師円によれば、通気口から出る風は進行方向に統一されており「力を入れなくてもスピードが出る」という。選手共通の利点であり、師円も昨年の世界距離別選手権5000メートルで「足が動かなくなっても意外と持った」と感じた。それだけに後半型よりも前半から突っ込んで勝負する方が風を味方にできる。

 パワーのある外国勢にとっての追い風と考え「自分たちも最初から上げていかないと勝負できなくなる」と師円。後半の失速を恐れず序盤に飛び出すなど、各選手の作戦が明暗を分けることになりそうだ。

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2018年2月7日のニュース