栃ノ心 稽古再開、初場所Vで関脇復帰濃厚「まずは勝ち越し」

[ 2018年2月6日 05:30 ]

春場所に向けて稽古を再開した栃ノ心(左)
Photo By 共同

 大相撲初場所で6年ぶりの平幕優勝を成し遂げた栃ノ心が5日、東京都墨田区の春日野部屋で稽古を再開した。春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)では10場所ぶりの関脇復帰が濃厚。一躍大関候補となったが、過去9場所の三役での勝ち越しは東小結で10勝を挙げた15年秋場所だけとあって「まずは三役で勝ち越したい」と意気込んだ。

 この日の稽古は、四股やてっぽうの基本運動に、ぶつかり稽古で胸を出す軽めの内容だった。「ケガをしないで徐々にやっていけたらいい。勝ちたいと思い過ぎないように、いつも通り、普通に稽古をしていきたい」と気負いはない。

 ジョージア出身力士として初制覇の快挙に祝福が殺到し、場所後は多忙を極めたという。3日に訪問した節分の豆まきの会場では約200人の赤ちゃんの抱っこを求められたという。初場所は右四つ左上手の正攻法で14勝1敗。「たまたま優勝したと言われないようにしないといけない」と精進を続けていく。

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2018年2月6日のニュース