錦織 逆転8強、尻上がり復調「タフな試合こなせてよかった」

[ 2018年2月2日 05:30 ]

テニス ダラス・チャレンジャー ( 2018年1月31日    米テキサス州ダラス )

ダラス・チャレンジャー男子シングルス2回戦で、バヒンガーと対戦する錦織
Photo By 共同

 男子シングルス2回戦が行われ、世界ランキング27位の錦織圭(28=日清食品)は同162位のマティアス・バヒンガー(ドイツ)に4―6、6―4、6―4で勝ち、準々決勝に進出した。右手首の故障から復帰初勝利を挙げた1回戦から中1日となったが、高い修正能力を見せての逆転勝利。元世界4位が本調子を取り戻しつつある。

 代名詞のダイナミックなショットが飛び出した。第3セット第3ゲーム、跳び上がって打つエア・ケイがさく裂。コートを縦横無尽に動き回り、1回戦から確実に進歩を見せた復帰2勝目。「ギアが掛かるのが遅かったけど、ああいう形で終われて良かった」とさわやかな汗を拭った。

 第1セットは相手のフラットで低いショットに対応できずに苦慮したが、高い修正能力は健在。サーブ、ショットと精度が上がり始めると、得意のラリー戦に持ち込み「最後の数ゲームでやっといいプレーができた」と話した。練習中には右手首を気にするなど万全とは言えないが、中1日で計30ゲームをこなしたことはプラス材料だ。「体の負担は増えたけど、こういうタフな試合をこなせて良かった」と気持ちも前向きだった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月2日のニュース