貴公俊「より頑張らなければ」 史上初の双子関取 貴親方は笑顔たえず

[ 2018年1月31日 14:35 ]

貴公俊(左)の昇進に終始笑顔の貴乃花親方
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 東幕下7枚目だった大相撲初場所で5勝2敗の成績を残した貴公俊(たかよしとし、20=貴乃花部屋)が新十両昇進を果たし、双子の弟で十両の貴源治(20=貴乃花部屋)とともに、史上初の双子関取誕生となった。この日午後には、東京・両国国技館の記者クラブで師匠の貴乃花親方が同席して会見が行われ、関取になった心境を聴かれると「うれしいのが3割。来場所から15日間になるので、今までより頑張らなければという気持ち」と緊張した面持ちで語った。

 師匠の貴乃花親方は、貴公俊が質問に答えている間、その顔をじっと見つめたいた。終始、笑みがたえず「弟子と一緒に会見できたことをうれしく思う」と語った

 弟の貴源治は昨年夏場所に新十両となった。当時を振り返り「うれしさと悔しさがあった」と胸の内を明かした。そこから5場所連続勝ち越しで、13年春場所の初土俵から丸5年での新十両につなげた。

 双子だが、体格は弟より少し小さい1メートル87、153キロで、相撲内容にも違いはある。貴乃花親方は「公俊はスタミナで取るタイプ。時間をかけて(関取に)上がりなさいと常々言ってきた」という。「兄で悔しい思いがあったと思うが、腐ることなく、切磋琢磨(せっさたくま)してやってきたということ。このまま、自然体で土俵に上がれることを願っている」と期待した。

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2018年1月31日のニュース