スーパーボウルに衝撃 ペイトリオッツの主力選手が猛威をふるうインフルエンザに感染 

[ 2018年1月30日 17:31 ]

インフルエンザに感染して緊急入院したペイトリオッツのCBバトラー(AP
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 NFLスーパーボウルに出場するペイトリオッツの主力コーナーバック(CB)、マルコム・バトラー(27歳)がインフルエンザに感染し、緊急入院していたことが明らかになった。ボストン・ヘラルド紙が報じているもので、米国で猛威をふるうインフルエンザの“魔の手”が、屈強なNFLの選手にも影響を与える事態となった。

 ペイトリオッツは29日、地元フォックスボロ(マサチューセッツ州)から「決戦の地」となるミネアポリス(ミネソタ州)に移動。監督とコーチ、選手たちは最初の記者会見(オープニング・ナイト)に臨んだが、バトラーの姿はなかった。

 米国ではインフルエンザの感染者が急増。3400万人が感染し、5万6000人が死亡した2014〜15年を上回る大流行となっており、関連イベントを含めて100万人が集結するスーパーボウルが、パンデミック(広範囲の流行)の引き金になるのではないかという懸念が強まっている。

 4季目のバトラーは2015年のスーパーボウル(対シーホークス)で終了間際に勝利につながる貴重なインターセプトをマークして優勝に貢献。ここ3シーズンではチームの48試合中47試合に先発しており、ペイトリオッツにとっては守備陣の貴重なキーマンとなっている。

 それだけにショックは倍増。感染時期が試合の1週間前とあって本番(2月4日)には間に合いそうだが、今後はイーグルスを含めた全選手の徹底した体調管理が不可欠になってきた。

 厳寒のミネアポリスの最低気温は週末まで氷点下3度から22度。試合会場となるUSバンク・スタジアムはドーム型の競技場だが屋外の気温が極端に低いため、両軍ともにインフルエンザ対策に追われることになりそうだ。

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2018年1月30日のニュース