高梨沙羅 欧州勢の壁高くW杯4位 11戦連続未勝利のまま五輪へ

[ 2018年1月28日 23:00 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第10戦 ( 2018年1月28日    スロベニア・リュブノ、ヒルサイズ=HS94メートル )

高梨沙羅
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子第10戦は28日、スロベニア・リュブノ(ヒルズサイズ=HS94メートル)で行われ、高梨沙羅(21=クラレ)が87メートル、88.5メートルの合計256.6点で4位に終わった。これで昨季から11戦未勝利のまま、平昌五輪に向かうことになった。

 高梨は1回目に4位につけると、2回目も順位を上げられなかった。W杯通算53勝で並んでいた男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)を抜く歴代最多記録は持ち越しとなった。昨年2月に韓国・平昌で行われた大会以来、自己最長となる11戦連続未勝利の長いトンネルが続く。優勝は右膝の手術から復帰2戦目のソチ五輪銀メダリスト、ダニエラ・イラシュコ(34=オーストリア)が合計262.4点で今季初勝利。

 当初予定された2月3、4日のW杯が雪不足で中止となり、高梨は五輪前最後の大会で弾みをつけることはできなかった。

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