錦織、手応えフルセット 復帰戦黒星も右手首痛みほぼなし

[ 2018年1月25日 05:30 ]

テニス・ニューポート・チャレンジャー ( 2018年1月23日    米カリフォルニア州ニューポート )

1回戦で敗退もフルセットを戦った錦織
Photo By 共同

 男子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング24位の錦織圭(28=日清食品)は、予選から勝ち上がった世界238位のデニス・ノビコフ(24=米国)に3―6、6―3、4―6のフルセットで敗れた。昨年8月に右手首を痛めてから治療とリハビリに努め、ツアー下部大会で約5カ月ぶりの実戦復帰を果たした。来週にダラスで行われるツアー下部大会を経て、2月のニューヨーク・オープンでツアー大会に復帰する見込みだ。

 劇的な復活劇は待っていなかった。30点と自己採点した復帰戦。下部大会での1回戦負けが、錦織の再起の始まりとなった。「難しかった。まだ自信がない分、自分から打っていけない」。ストロークの鋭さ、ラリーの展開力は本来の姿には程遠かった。16年7月のロジャーズ杯でストレート勝ちした相手に主導権を握れなかった。

 ただ、一歩を踏み出せたことで得たものも大きかった。右手首は違和感を残しつつも、痛みはほとんど感じなかった。「だいぶいいサイン。あと何週間かすれば痛みもゼロになってくる」。来週はダラスでのツアー下部大会に出場予定。2月にニューヨーク・オープンでツアー大会に復帰する。「今日駄目だったからといって、あまり(気持ちを)下げ過ぎず頑張りたい。もうちょっと時間はかかる」。錦織が敗戦を悲嘆することはなかった。

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2018年1月25日のニュース