ペイトリオッツが2年連続でスーパーボウルに進出 ジャガーズを土壇場で逆転!

[ 2018年1月22日 08:23 ]

第4Qに2TDをマークしたペイトリオッツのWRアメンドーラ(AP)
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 NFLプレーオフのAFC決勝が21日にマサチューセッツ州フォックスボロで行われ、第1シードで昨季王者のペイトリオッツ(東地区1位)が24―20(前半10―14)が、第3シードのジャガーズを下し、2年連続通算10回目のスーパーボウル進出を決めた。

 ペイトリオッツは10季ぶりにプレーオフに駒を進めてきたジャガーズを相手に序盤は苦戦。第2Qの7分54秒で3―17と14点差を追う展開となった。しかし第4Qに入って守備陣の奮闘もあって反撃。QBトム・ブレイディー(40歳)がWRダニー・アメンドーラ(32歳)に2つのTDパスを通して試合をひっくり返した。

 残り1分53秒にはジャガーズのQBブレイク・ボートルズ(25歳)が第4ダウン残り14ヤードという状況の中で、WRディーディー・ウエストブルック(24歳)をターゲットにして投げたギャンブル・パスをCBステフォン・ギルモア(27歳)がはたき落としてカット。この時点で事実上、勝負は決まった。

 自身通算8回目(過去5勝2敗)のスーパーボウル出場となるブレイディーは38回中26回のパスを通して290ヤードと2TDをマーク。右手を負傷しながらのプレーとなったが「不安はあったがその中で全力を尽くした。信じられない勝利だ」と最後は笑顔を見せた。メーン・ターゲットの1人、TEロブ・グロンカウスキー(28歳)が第2Qに相手のヒットを頭部に受けて脳振とうを引き起こしてプレー続行不能となったものの、ブレイディーは冷静に対処。第4Q残り4分58秒からのドライブでは、4回のパスをすべて通して逆転のTD(残り2分48秒)を記録した。

 チーム創設23シーズン目で悲願のスーパーボウル初出場を狙ったジャガーズは惜敗。前半は新人RBレナード・フォーネット(23歳)のTDランなどで優位に立っていたが、勝負どころの第4QではFG1本による3点に終わった。

 ボートルズは36回中23回のパスを成功させて293ヤード、1TDをマークするなど、ブレイディーに匹敵するプレーを見せたが、土壇場でのゲームメークではライバルの方が上だった。

 ジャガーズは昨季3勝13敗からの快進撃(10勝6敗)で注目を集めたが、AFC決勝では3戦全敗。1996年にはこの日と同じペイトリオッツに6―20で敗れていたが、そのリベンジはできなかった。

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