ザギトワV ヨナ超え世界歴代2位高得点、平昌金候補躍り出た

[ 2018年1月22日 05:30 ]

フィギュアスケート欧州選手権最終日 ( 2018年1月20日    ロシア・モスクワ )

欧州選手権で初優勝したザギトワ
Photo By ゲッティ=共同

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が、SPに続いて世界歴代2位の157・97点をマークして1位となり、合計238・24点で初優勝した。SP2位のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)はフリーも2位で、合計232・86点の2位。ソチ五輪銅メダルのカロリナ・コストナー(イタリア)が204・25点で3位だった。

 新鋭ザギトワが平昌五輪の金メダル最有力候補に躍り出た。全てのジャンプを後半に組み込んだ高難度の構成をほぼ完璧にまとめて、10年バンクーバー冬季五輪金メダルの金ヨナ(韓国)を超える世界歴代2位の合計238・24点をマーク。世界女王メドベージェワを破り「勝てるとは予想もしていなかった」と喜んだ。

 昨季のジュニア世界女王は今季からシニアに転向。3歳年上の世界女王とは練習拠点もコーチも同じで、「ジェーニャ(メドベージェワの愛称)とは友達。最大の競争相手は自分自身」と繰り返してきたが、勢いを見せつけた。「優勝できたのはうれしいが、もっと先に行かないと」とシニア6戦負けなしで迎える大舞台を見据えた。

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