豊ノ島 左ふくらはぎ痛める「肉離れ。ボキっとなった」

[ 2018年1月15日 15:38 ]

大相撲初場所2日目 ( 2018年1月15日    両国国技館 )

 関脇経験もあるベテラン、東幕下5枚目の豊ノ島(34=時津風部屋)がこの日、明瀬山に敗れた一番で左ふくらはぎを痛め、苦悶の表情を浮かべながら引き揚げた。

 「肉離れ。ボキっとなった。途中、張り手を出したところで音がした。対応したいと思ったけど…相手もくるし。力が抜けて、もう無理だと思った」

 当たって左を差そうとし、そこから突き放された後に、痛めたようだ。

 豊ノ島は昨年春場所直前に右ふくらはぎの肉離れで最初の相撲を休場し、途中出場も1勝5敗1休に終わっている。この日の故障も「春と同じ感覚だった」と、肉離れと自身で推察した。

 今後に関しては、「できる(限り)いっぱいの治療をして、考える。少しでも回復して取れるようにしたい」と話した。

 満身創痍(そうい)だ。豊ノ島は幕内だった2016年名古屋場所の直前に左アキレス腱を断裂。2場所連続全休で幕下まで転落した。さらに本場所復帰後も、昨年春場所前には右ふくらはぎを肉離れ。昨年名古屋場所では東幕下28枚目まで番付を落とした。

 それでも不屈の闘志を見せ、名古屋場所から九州場所まで3場所連続で勝ち越し。今場所は、関取復帰が狙える東幕下5枚目まで番付を上げていた。

 再十両目前で痛恨のケガ。年齢も34歳と力士としては高齢なだけに、今後が心配される。

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2018年1月15日のニュース