【玉ノ井親方 視点】立ち合い改善の白鵬 強さというより“うまさ勝ち”

[ 2018年1月15日 07:20 ]

大相撲初場所初日 ( 2018年1月14日    両国国技館 )

懸賞を手にする白鵬
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 白鵬と阿武咲の立ち合いは五分だった。ただ、阿武咲の右が先に入り、前に出てこられたため横綱は下がった。でも、柔軟性があり反射神経がいいから、小手投げみたいな形で突き落としが決まった。強さというよりうまさ勝ち。

 横審から立ち合いの張り手、かち上げを批判され、この日はそういうことに気をつけながら相撲を取っている印象。立ち合いで押し込まれたのは、その影響という見方もあるかもしれないが、初日は誰でも動きが硬くなる。横綱は相手によって立ち合いを変えてくるタイプ。張り手、かち上げができないからといって、相撲が変わるようなことはないんじゃないかな。

 稀勢の里は押し込まれた時に、攻め返す形がまだできていない。ただ、下半身は動いているから、左からの攻めが戻ってくれば流れは変わってくるはずだ。 (元大関・栃東)

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