伊之助代役いきなり差し違え　重圧？「いつもと違う雰囲気」

大相撲初場所初日 （ 2018年1月14日    両国国技館 ）

貴景勝がとったりで稀勢の里を土俵下に落とすが行司軍配は稀勢の里に。物言いの結果行司差し違えで貴景勝の勝ちに
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　式守伊之助の出場停止により、今場所は三役格行司の式守勘太夫が結びと結び前の一番を裁くことになったが、初日から行司軍配差し違えの失態を犯した。稀勢の里―貴景勝の取組では、稀勢の里が左おっつけで攻めたところで、自身は赤房下から東方へと大きく位置を変えた。勘太夫は「（稀勢の里の）肘がついていたのが見えたが流れでいった。自分で確信して上げたつもり」と自信の裁きだったが、別角度から見ると、明らかに稀勢の里の左肘が落ちるのが早く「醜態をさらした」と力なく話した。見えづらい位置だったのは確かだが、八角理事長は「そういうところにいたのがダメ」と厳しく指摘した。

　昨年１２月の冬巡業中に、１０代の若手行司にキスをするなどのセクハラ行為を行った式守伊之助に対して、日本相撲協会が３場所出場停止の懲戒処分を決めたのは初日前日の１３日。代役となった式守勘太夫は「新年の新たなスタート。いつもと違う雰囲気を感じた」と話した。