暴行被害の天井翼、炊事当番遅刻を否定「1時間前で間に合うと思っていた」

[ 2018年1月14日 13:58 ]

小関から暴行された件について、報道陣に説明する天井
Photo By スポニチ

 日本水泳連盟が昨年11〜12月に行ったスペイン合宿で、五輪メダル候補の小関也朱篤(25)から暴行を受けた天井翼(23=ともにミキハウス)が14日、水泳大会が行われている東京辰巳国際水泳場で取材に応じた。

 一緒に担当するはずの炊事当番にサッカーをして遅れたことが騒動の発端とされていたが、これを否定。天井によると、午前11時40分頃に練習を終えて「時差調整」のためにサッカーをしていたが、午後1時から昼食予定だったこともあり、「当番を忘れてなかったので、(1時間前の)12時に部屋に戻っていました」という。戻る直前に、先輩選手から小関が怒っていることを知らされ、部屋に入り、先に準備をしていた小関に謝罪。それでも怒りが収まらなかった小関からその後、暴行を受けた。炊飯に要する時間が15分との認識もあり「1時間前で十分間に合うと思っていた」と振り返りつつ、「僕も気遣いが足りなかった」と反省の言葉も口にした。

 同連盟の平井伯昌競泳委員長は13日、状況の詳細を説明。天井が平謝りする中で、小関が頭をつかみ拳で腹に1発、次に手の甲で顎に1発食らわせたとした。小関は「軽く振り払った」と主張しているが、この日、天井は「昨日、平井先生が話したとおり」と繰り返した。

 和解して全てが終わったかを問われた天井は「自分自身まだ通院中なので何とも言えない…」と話したものの、しばらくして「自分は納得していると言ったらそうです」と複雑な表情を見せた。天井は暴行を受けた影響で顎に違和感があり現在も通院中。「今は検査の結果待ち」と話したが、練習には影響ないことも明かした。

続きを表示

2018年1月14日のニュース