近鉄まさかの自動降格 攻撃時に痛恨パスミス…今季の課題露呈

[ 2018年1月14日 05:30 ]

ラグビー日本選手権兼トップリーグ(TL)総合順位決定トーナメント第2節・15位決定戦   近鉄13―21NTTドコモ ( 2018年1月13日    ヤンマースタ )

 残留を信じた近鉄のアタックは、後半35分に始まった。ビハインドは5点。右に左にボールを振っても、ゲインラインは突破できない。手をこまねくうち、パスをカットされ、決定的なPGを許す。「攻めている時のミスは今季を通じての課題だった」。まさかの自動降格。フッカー樫本主将の声が沈んだ。

 戦力面で苦戦が予想されたシーズン。南アフリカ代表7キャップのコンブリンクら主力に相次いだ負傷者が状況を難しくした。レッドカンファレンスで最下位とはいえ、4勝はホワイトカンファレンスの5位キヤノンと同数。前年の順位による組み分けの“運”もなかった。

 ロックのトンプソンルークは来季の去就について、「終わったばかりで、まだ何とも言えない」と明言を避けた。4月で37歳になる日本代表。07年度以来、11年ぶりにトップチャレンジで戦う来季の輪郭はまだ見えない。

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2018年1月14日のニュース