大坂なおみ 18年は一歩ずつ高みへ「勝つにふさわしい選手なら結果ついてくる」

[ 2018年1月14日 10:08 ]

インタビューに応える大坂なおみ(WOWOW提供)
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 テニスの4大大会今季初戦、全豪オープンは15日にメルボルン・パークで開幕する。女子シングルスで世界ランキング72位の大坂なおみ(日清食品)は、まだ20歳ながら日本女子最高位で活躍が期待されるホープ。大会を連日生中継するWOWOWのインタビューで抱負を語った。

 昨季は全米オープンで元世界1位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を破ってトップ10相手に初勝利を収めると、10月には子供の頃からあこがれていたビーナス・ウィリアムズ(米国)から金星も挙げた。「やり遂げたことがたくさんあった。次はもっといい年になると思えた1年だった。練習でも以前よりプロらしく行動するようになったし、試合でも自分自身で決断することができるようになった」と成長を実感できる1年となった。

 とはいえ、周囲を見渡せば同い年のエレナ・オスタペンコ(20=ラトビア)が全仏オープンを制するなど、100%満足できる戦績を残せたわけではない。「私は完璧主義なので、自分の中から出てくるプレッシャーやフラストレーションもあって、うまくいかないこともある。その都度イライラとの戦い方を学んでいる」

 さまざまな気づきを経て18年は一歩ずつ高みを目指すことを決めたようだ。「目標はトーナメントに勝つことだけど、結果は気にするつもりはない。勝つにふさわしい選手であれば結果はついてくる」。地に足をつけ、1年前はトップ20を目標に掲げていた世界ランキングも「もし数字を言うなら、まずはトップ50。ただし、そこがメーンの目標ではない」と答えた。

 「日本語はかなり理解できるようになった」とテニス以外でも成長を続ける大坂。調整を兼ねて、年末年始は男女混合国別対抗戦ホップマンカップに出場。いよいよ全豪オープンでは、世界245位のズザナ・クコバ(27=スロバキア)との1回戦からスタートを切る。

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