奉納土俵入り 3横綱で最少観衆2800人…騒動影響?人気に不安

[ 2018年1月10日 05:30 ]

明治神宮で奉納土俵入りを披露する白鵬(中央)。右は式守勘太夫
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 大相撲初場所(14日初日、両国国技館)に向け、新春恒例の奉納土俵入りが9日、東京・明治神宮で行われ、白鵬、稀勢の里、鶴竜が参加した。

 傷害事件を起こした日馬富士が引退したため3横綱での実施で、観衆は2800人。最近では14年(白鵬、日馬富士)と並ぶ少なさで、3横綱で行われた15年以降では最少となった。稀勢の里が横綱に昇進した昨年は、21年ぶりに年6場所の全90日間が満員御礼となるなど活況を呈したが、年が明けると様相は一変した。

 “異変”は人出だけではなかった。通常、横綱土俵入りには立行司が参加するが、若手行司へのセクハラ行為が発覚した式守伊之助は欠席。そのため、行司は三役格の式守勘太夫、木村玉治郎が務めた。今年は過去5年と比べて最も遅い開催とあって、初詣客が少なかったという見方もできるが、相次ぐ不祥事が客足を鈍らせたという可能性も否定できない。

 明治神宮も異例の通達を出した。報道受け付けが始まる前に「初詣客への取材はNG」と要請した。過去にそのような例はない。例年以上に大挙したテレビ局は土俵入りの様子を生中継するなど報道が過熱しており、混乱を避ける措置を取った格好だ。

 元日馬富士の傷害事件が発覚しても、昨年12月2日に発売された初場所のチケットは即日完売となった。相撲人気をつないでいくためにも、3横綱は内容のある相撲を取っていくしかない。暴行現場にいながら止められなかった白鵬は土俵入り後、不安はあるかと問われると「いろいろ感慨深いものがある」と話した。さまざまな思いを胸に、力士たちは新年最初の本場所に備える。

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