池坊議長 問題収束へ「うみを出し切りたいというのが私の願い」

[ 2018年1月5日 05:30 ]

<臨時評議会>貴乃花親方の理事解任を報告する池坊保子議長(右は小西彦衛評議員)
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 【池坊議長に聞く】

 ――決議までにどのような意見があったか。

 「昨年12月20日に出した貴乃花親方の意見書をもう一度、精査した。その弁明の中で貴乃花さんが言っていたことと、危機管理委員会の聴取で貴乃花さんがもう一度言っていたことで違っていた部分があった。その確認をした。(議長の)私は議決に入らなかったが、私以外の4人は全員一致だった」

 ――加害者サイドの伊勢ケ浜部屋と被害者サイドの貴乃花部屋が結果的に同じ処分になったが。

 「今回の処分は被害者、加害者を離れて、(貴乃花親方が)協会として3番目の巡業部長という重い地位に就いている。そのことに関して報告義務を怠った。また危機管理委員会による調査への協力を拒否した。それは被害者、加害者で一緒にしないで、2つの問題を抱えている」

 ――相撲ファンの信頼を失った。これで問題は収束か。

 「うみを出し切りたいというのが私の願い。自分の子供や孫を預けられる暴力のない相撲協会にしていかなければならない。そのために協会では、積極的に再発防止への研修会などを開いていく」

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2018年1月5日のニュース