池坊議長、協会対応を擁護 危機意識の薄さは指摘せず

[ 2018年1月5日 05:30 ]

<臨時評議会>臨時評議会後の会見を引き揚げる池坊保子議長
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 池坊議長は貴乃花親方に苦言を呈する一方で協会の対応については擁護。貴ノ岩から被害届が出た後の11月1日に鳥取県警から協会には連絡が入っていたが、同11日の九州場所前の理事会で議題となることはなかった。「隠ぺいという意味ではなく、本場所を終えたら速やかに公表し鳥取県警と連絡を取り合いながら聴取をしたいと考えていた。その判断は難しい」と理解を示し、協会の暴力問題に対する危機意識の薄さを指摘することはなかった。

 ▼杉山邦博さん(元NHKアナウンサー、東京相撲記者クラブ会友)貴乃花親方の理事解任の最終決定は「やむを得ない」の一言に尽きる。初場所まであと10日に迫る中で、日本相撲協会としては、できるだけ速やかに問題の決着を図りたかったのだろう。力士たちは新しい年の土俵に向けて懸命に稽古に専念しているところだ。相撲ファンのためにも、もうこれで一件落着であってほしい。貴乃花親方には組織の一員として気持ちを引き締め、協会に協力する姿勢を示してほしい。

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2018年1月5日のニュース