東福岡の「陸王」WTB志気 驚異のスピード、好機量産で貢献

[ 2018年1月4日 05:30 ]

第97回全国高校ラグビー準々決勝   東福岡36―7日本航空石川 ( 2018年1月3日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<日本航空石川・東福岡>後半、自陣からビッグゲインを見せる東福岡・志気
Photo By スポニチ

 駅伝真っ盛りで、ドラマは終了したばかりというタイミングゆえに、存在感が際立った。準々決勝で東福岡の1年生唯一のベンチ入りを果たしたWTB志気の名前は「陸王」。読みは「りくお」でも、アピールポイントが脚力というところに縁を感じさせる。

 10―7で折り返した後半最初から出場。右サイドを疾走して、チャンスを量産。4強進出に貢献した。数々の選手を育てた藤田雄一郎監督もその脚にほれ込む。「面白いでしょ。SO丸山がキックをして、相手がキャッチをした時にはもう相手の目の前にいる。あのスピードは武器だと思う」

 50メートル5秒8の触れ込みも決して大げさではない。歴代3位タイ、7度目の頂点まであと2勝。陸の王に向け、健脚1年生が加速する。

続きを表示

2018年1月4日のニュース