京都成章3年連続8強で散る…ラインアウトで誤算「研究してました、と…」

[ 2018年1月3日 12:47 ]

第97回全国高校ラグビー大会準々決勝   京都成章14―36桐蔭学園 ( 2018年1月3日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・京都成章>桐蔭学園に敗れ、健闘を称え合いながらも悔しさをにじませる京都成章フィフティーン
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 京都成章は桐蔭学園(神奈川)とのAシード対決に敗れた。誤算だったのが、自信があったラインアウト。完全に読まれた上にスローイングミスも重なり、マイボールをほとんどキープできなかった。湯浅泰正監督は天を仰いだ。

 「そこで完全に負けてしまった。試合終了後のあいさつで(桐蔭学園のフッカー原田衛)キャプテンに“研究していた?”と聞いたら“はい、していました”と言っていた。ラインアウトを取れないと、今のラグビーは厳しい。そこから得点が生まれるので」

 14―14の同点で折り返した後半開始直後に2連続でマイボールラインアウトを取れなかった。その後の5分に桐蔭学園に勝ち越しトライを許した。以後、フォワード戦に絶対の自信を持つ桐蔭学園に、ペースを完全に握られた。後半に入って天候が急変。京都成章は、雨と強い向かい風がもう一つの敵になった。

 ラインアウトのサインを出していたフッカー平井絃暉(3年)は「思った以上に高かったのと、向こうの取るという気持ちに押された」と悔やんだ。3年連続で8強で敗れ、初優勝の夢は叶わなかった。

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