キャバリアーズのトーマスが戦列に復帰 今季初戦で17得点

[ 2018年1月3日 15:56 ]

今季初出場を果たしたキャバリアーズのトーマス(AP)
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 NBAは2日に各地で5試合を行い、セルティクスからキャバリアーズにトレードで移籍していたガードのアイゼイア・トーマス(28歳)が地元クリーブランド(オハイオ州)で行われたトレイルブレイザーズ戦で今季初出場。ベンチから出て19分でフィールドゴール(FG)を12本中6本、3点シュートは8本中3本を決めて17得点をマークした。

 キャバリアーズは24得点を挙げたレブロン・ジェームズ(33歳)の活躍もあって127―110(前半53―56)で勝利を収めて25勝12敗。第4Qを36―23で制圧して連敗を3で止めた。

 トーマスはセルティクスに在籍した昨季にリーグ3位の28・9得点をマーク。1メートル75の小柄なガードながら、チームの大黒柱として活躍した。しかし昨季のプレーオフ直前に妹が交通事故で死亡し、東地区決勝となったキャバリアーズとの第2戦では、かねてから痛みを訴えていた右の股関節の状態が悪化。第3戦以降は出場できず、この日は5月19日以来、実に7カ月ぶりの試合出場となった。

 オフにはカイリー・アービング(25歳)とのトレードでセルティクスからキャバリアーズに移籍したがリハビリは長期化。新年を迎えてようやく登録されて試合に出場した。

 「長い旅だった。トンネルの先にある光がずっと見えなかった。2018年は特別な年だ」と今季37戦目で新天地での初出場を果たしたトーマスは感無量の面持ち。第1Qの7分27秒にコートに登場するとファンは総立ちで拍手を送り、ジェームズに“ハグ”されて実戦の舞台に戻ってきた。

 敗れたトレイルブレイザーズは19勝18敗。太腿を痛めていた主力ガードのダミアン・リラード(27歳)が6試合ぶりに復帰して6本の3点シュートなどで25得点をマークしたが、勝利にはつながらなかった。

 なおニックスに勝ったスパーズのグレグ・ポポビッチ監督(68歳)は通算1176勝。ジョージ・カール氏(元スーパーソニックスほか)を抜いて、監督通算勝利数の歴代5位に浮上した。 <その他の結果>

*サンズ(15勝24敗)104―103(前半49―48)

スパーズ(26勝12敗)100―91*ニックス(18勝19敗)

ホーネッツ(14勝23敗)131―111*キングス(12勝25敗)

*クリッパーズ(17勝19敗)113―105グリズリーズ(12勝26敗)

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