大東大、運動量落ち失速 94年以来の頂点ならず

[ 2018年1月3日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権準決勝   21大東大21―43明大 ( 2018年1月2日    東京・秩父宮ラグビー場 )

明大に敗れて決勝進出を逃し、肩を落とす大東大フィフティーン
Photo By 共同

 新モスグリーン旋風で94年度以来の頂点を目指した大東大だが、後半に失速して敗退。青柳勝彦監督は敗因を問われると「どうなんですかね。勢いは良かったですが」と言葉を失った。前の試合で右肩を脱臼しながら先発した河野主将も「悪い流れを断ち切れなかった」と後半を悔やんだ。

 スクラムでは相手を制圧し、前半8分の最初のトライもスクラムが起点。同点の同25分にはラインアウトモールを押し切るなど、FWの強さは互角以上だった。しかし運動量が落ちた後半はディフェンスの出足が遅れ、明大に重圧をかけきれずに食い込まれる場面が多かった。青柳監督は「スクラムのチャンスがなく、相手の激しいアタックに受けてしまった」。相手の土俵での戦いを強いられたリーグ戦王者がもろさを露呈した。

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2018年1月3日のニュース