稀勢、再起へ高安と三番稽古 18番取り12勝「感覚いい」

[ 2017年12月28日 05:30 ]

朝稽古で汗を流す稀勢の里(左)と高安
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 4場所連続休場からの再起を目指す横綱・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が、東京都江戸川区の同部屋で、大関・高安との三番稽古を行った。高安と胸を合わせるのは九州場所の前以来で、18番取って12勝6敗。「しっかり体をつくっていたので、感覚はよかった」の言葉通り、右上手を引くと力強い寄りで圧倒。一方で、まわしが取れないと上体が起きて簡単に土俵を割った。初場所(来年1月14日初日、両国国技館)に向けては「気合を入れすぎずに」と話した。

 引退した元日馬富士とは、同じ04年九州場所で新入幕。当時から対抗意識を燃やしてきた。「若い時は切磋琢磨(せっさたくま)して稽古をして、力をつけさせてもらった。思い出はたくさんある。横綱になってからはいろいろ教えてもらった。そういうことを後輩に伝えていければ」と感傷的になっていた。

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