貴景勝 新小結昇進、1人で会見「部屋の恥にならないように」

[ 2017年12月27日 05:30 ]

新小結に昇進した貴景勝は番付を手に引き締まった表情を見せる
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 日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月14日初日、両国国技館)の新番付を発表し、幕内最年少21歳の貴景勝が新小結に昇進した。師匠の貴乃花親方(元横綱)が育てた三役力士は、2004年2月の部屋創設後初めて。初土俵から所要20場所での新三役昇進は、師匠の現役時代に並び、年6場所以降となった1958年以降の初土俵では10位タイのスピード記録となった。また、東横綱・白鵬が在位63場所目を迎え、北の湖と並び史上1位となった。

 西前頭筆頭だった九州場所で2横綱1大関を破って11勝を挙げた貴景勝が、新入幕の17年初場所の前に立てた「新三役昇進」の目標をクリアした。東京・両国国技館の記者クラブで会見に臨んだ幕内最年少は「貴乃花部屋の恥にならないように頑張りたい」と抱負を語った。

 元横綱・日馬富士の暴行事件で被害者となった十両・貴ノ岩の弟弟子。東京都江東区の貴乃花部屋は大挙する報道陣を収容する場所がないため、会場は両国国技館となった。師匠の貴乃花親方は、弟子の昇進会見は新十両の時だけ同席すると決めているため、貴景勝はテレビカメラ8台、約70人の報道陣の前で一人きりで対応した。

 14年秋場所の初土俵から所要20場所での新三役昇進は、師匠と全く同じだ。その師匠からは「普段の生活から大事になる」と言われており、稽古を積むのはもちろん、食事と休養もしっかり取ることを心掛けている。食事面では、炭水化物を取り過ぎると体が大きくなりすぎるため「タンパク質を多めに取るようにしている」という。適正体重は160キロ台後半。最も力が出る状態が分かったことが飛躍につながった。

 目指す力士像は「勝っておごらず、負けて腐らず。精神面が上下せず、感情を表に出さない気持ちの強い力士」だ。それは、現役時代の貴乃花親方そのもの。兄弟子の貴ノ岩は先場所全休で十両転落。復帰のめどが立たない状況を思いやり「胸を出してくれる兄弟子がいたから今がある」と周囲に感謝した。帰り際に暴行事件の影響を聞かれると「全くない。いろいろと思うことはあるが、僕が言うことでもなく、言う立場でもない」と答えた。何ごとにも揺るがず、新三役場所に備えていく。

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