加藤条治 一発勝負は得意 五輪4大会連続出場へ「いい一発が出ると思う」

[ 2017年12月26日 13:30 ]

真剣な表情で練習する加藤条治
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 スピードスケートの平昌五輪代表選考会は27日から4日間、長野市のエムウエーブで行われる。五輪4大会連続出場を目指す加藤条治(32=博慈会)は10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得したベテランは男子500メートルのみエントリー。26日は前日練習を終え、「一発勝負は得意なので、あしたはいい一発が出ると思います」と意欲を見せた。

 10月の全日本距離別選手権でW杯の出場権をつかみ、海外を転戦してこの日を迎えた。まずまずのタイムに手応えを感じる元世界記録保持者は「だいぶ体は動いている。あしたはもっと動いてくれると思います」と手応えを口にした。

 3度目の五輪となった前回のソチ大会はメダルが期待されながら5位。「30歳を超えたあたりから、膝に痛みが出ることもあったが、それありきで自分だと思っている。この膝も一緒に歩んできた」。ケガと向き合う32歳。混戦が予想される勝負に向けて「34秒台を出せるとこまで来ている。射程内に十分入っていると思う」と気合たっぷりだ。

 ▽スピードスケート平昌五輪代表の道 日本は女子10人、男子8人が出場できる。女子は3枠の500メートル、1000メートル、1500メートル、3000メートル、2枠の5000メートルとマススタートと、全種目で最大数。男子は長距離以外の種目で最大数を確保している。W杯前半4戦で日本スケート連盟が設定した条件を満たした女子500メートル、1000メートルの小平奈緒、1500メートルの高木美帆は今大会出場を条件に代表入りが決まっており、そのほかの代表は今大会の成績を踏まえ30日に発表される。

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2017年12月26日のニュース