イーグルスは苦戦しながらも13勝目 NFC第1シードが確定

[ 2017年12月26日 14:37 ]

レイダースに苦戦を強いられたイーグルスのQBフォールズ(AP)
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 NFLは25日、第16週の残り2試合を行い、NFC東地区の優勝を決めているイーグルスは地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)でレイダースを19―10(前半7―7)で退けて13勝2敗。最終戦(31日=対カウボーイズ)を残して、13季ぶりとなるプレーオフでのNFC第1シードを決めた。

 シーズンMVP候補だったQBカーソン・ウェンツ(24歳)が膝の故障で離脱してから2戦目となったが、前週のジャイアンツ戦(34―29)に続いて、すでにプレーオフ出場の可能性を絶たれている下位チームに苦戦。QBニック・フォールズ(28歳)は氷点下2度の中で行われた試合で精彩を欠き、38回中19回のパス成功で、183ヤード、1TDという成績に終わった。パスの精度を欠き、インターセプトも1回喫するなど、クリスマス・ゲームとしては中身に乏しい内容。しかしレイダースのミスにも助けられてホームでは今季7戦全勝となった。

 試合は10―10で第4Qに突入。レイダースは6分57秒に48ヤードのFGのチャンスをつかんだが、ジョルジオ・タベッキオ(27歳)がポスト右に外して失敗した。ただしフォールズは直後の最初のパスをインターセプトされて好機をものにできなかった。

 それでも残り22秒、イーグルスは新人キッカーのジェイク・エリオット(22歳)がタベッキオとは対照的に48ヤードのFGを成功させて勝ち越した。最後はラテラル・パスでつなごうとしたレイダースのファンブルを誘って、新人DEデレク・バーネット(21歳)が23ヤードをリターンしてTD。苦戦しながらも勝利を収めて、7万人の地元ファンを安どさせた。

 昨季12勝4敗だったレイダースは6勝9敗。イーグルス同様にミスが目立ち、勝機を逃して敗れ去った。

 一方、AFC北地区の優勝を決めているスティーラーズは敵地ヒューストン(テキサス州)でテキサンズを34―6(前半20―0)で退けて12勝3敗。同東地区ペイトリオッツと勝率は同じだがAFC全体では2位となっており、第1シードを確保するには最終戦のブラウンズ(15敗)に勝って、ペイトリオッツがジェッツ(5勝10敗)に負けるという2つの条件が必要になっている。

 テキサンズは4勝11敗。今季は故障者続出で精彩を欠き、これで5連敗となった。

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