サーフィン五十嵐カノア 3年後の大舞台へ意気込む「ポディウムの上で金メダルを噛むのが目標」

[ 2017年12月25日 17:25 ]

2020年東京五輪へ向けて意気込みなどを語ったサーフィン男子日本代表候補の五十嵐カノア
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 2020年東京五輪の追加種目のサーフィンで日本代表の有力候補に挙がっている五十嵐カノア(20)が25日、所属する木下グループの新宿本店で会見を行い、3年後の大舞台への意気込みを語った。

 日本人の両親を持つものの、自身は米カリフォルニア州で生まれ育った五十嵐は、ややたどたどしい日本語で「今日はクリスマスデーに(取材に)来てくれてありがとうございます」と冒頭であいさつ。幼少期から年末年始には必ず“来日”しているといい、「食べ物もおいしいし、日本に帰ってくるのは好き。一昨日、おいしいラーメンを食べた」と人懐っこい笑顔を浮かべた。

 今年はワールドサーフリーグ(WSL)の最高峰カテゴリーであるチャンピオンシップツアー(CT)で自身過去最高の17位でフィニッシュ。このほど国際サーフィン連盟(ISA)がCTの男子トップ10の選手に東京五輪の出場権を与えると発表したばかりで、「トップ10に入れば(五輪代表に)選ばれるので(目指す方向が)クリアになった。来年の目標はトップ10に入ることと、CTの大会を勝つこと」と話した。現状では日米両国の国籍を保有しているといい、日本オリンピック委員会(JOC)など関係各所と調整し、日本代表として東京五輪を目指すという。

 昨年のリオデジャネイロ大会まではサーフィン選手にとっては縁のなかった五輪の印象については「“ユーセィン”ボルト選手が金メダルを噛んでいるイメージがある。オリンピックに出るのも大事だけど、金メダルを獲るのも大事。僕もポディウムの上で金メダルを噛むのが目標」。ネイティブすぎる発音で人類最速男のパフォーマンスを引き合いに出し、金メダル獲得を誓った。

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2017年12月25日のニュース