田中刑事でかした!2位で五輪切符「夢舞台の切符をつかめた」

[ 2017年12月24日 22:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第4日 ( 2017年12月24日    武蔵野の森総合スポーツプラザ )

全日本選手権男子フリーで演技をする田中刑事(撮影・小海途 良幹)
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 田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が合計267・15点で2位に入り、平昌切符を確保。氷上での代表発表後、「小さい頃から夢だったオリンピックの舞台の切符をようやくつかめた」と喜びを口にし、「今まで滑ってきた先輩方のように、心に残る演技をした」と抱負を語った。

 SPは2位発進で。3位の無良に5・81点、4位の村上に10・85点差をつけていたが、この日の公式練習ではジャンプでミスを連発。「すごく心配だった」という状態で、冒頭に4回転サルコーに成功。演技後半にも4回転トーループを決めて、先に演技を終えた無良を上回った。

 今大会を欠場した羽生結弦、14年ソチ五輪に出場した村上佳菜子さんと同学年。「結弦も佳菜子もソチに行っている分、僕も同期の枠に入りたい」。正義感の強い子になってほしいという親の願いから「刑事」と名付けられた。「デカ」というニックネームを持つ23歳が、夢舞台で躍動する。

 一方、優勝した宇野は「正直、今の気持ちは悔しい」と演技に納得がいっていない様子。「“次は頑張る”と何度も言ってきた。オリンピックでは“次はない”とう気持ちで頑張る」と決意を語った。

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2017年12月24日のニュース