ラプターズ5連勝 デローザンが45得点 東地区全体の首位争いが激化

[ 2017年12月22日 15:10 ]

自己最多の45得点をマークしたラプターズのデローザン(AP)
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 NBAは21日に各地で5試合を行い、勝率でキャバリアーズを上回って東地区全体の2位に浮上していたラプターズは敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で76ersを114―109(前半52―65)で下し、5連勝で22勝8敗。デマー・デローザン(28歳)が、成功率27・8%(今季)とあまり得意ではない3点シュートを9本中6本決めて自己最多の45得点をたたき出した。

 この日、セルティクスが敗れたために、ここ12戦で11勝目を挙げたラプターズとのゲーム差は1・5。76ersは第3Qの序盤で76―54と22点をリードしながら試合をひっくり返され、4連敗で14勝17敗となった。

 一方、東地区全体3位のキャバリアーズは地元クリーブランド(オハイオ州)でブルズに115―112(前半58―56)で競り勝って24勝9敗。レブロン・ジェームズ(32歳)が34得点、ケビン・ラブ(29歳)が27得点を稼いでチームを引っ張り、このカードは今季3戦全勝とした。

 キャバリアーズは勝率でラプターズに劣るため(6厘差)東地区全体の3位となっているが、1位セルティクスとは1ゲーム差。東地区は3強による首位争いが激化してきた。

 ブルズは10連敗のあと7連勝を飾っていたが惜しくも敗れて10勝21敗。新人のラウリ・マーカネン(20歳)が25得点、復帰後チームが不敗となっていたニコラ・ミロティッチ(26歳)は15得点を記録したが及ばなかった。

 先発に回っている2季目のガード、デンゼル・バレンタイン(24歳)は18得点。第4Qの残り14秒に112―113と1点差に迫るシュートを決めたが、同点を狙って放った最後の3点シュートは入らなかった。

 セルティクスは敵地ニューヨークでニックスに93―102(前半40―44)で敗れ、今季2度目の連敗で26勝9敗。カイリー・アービング(25歳)は32得点をマークしたが、勝負どころの第4Qで25―34と精彩を欠いた。

 アービングの30得点以上は12月に入って7回目だが、チームは3勝4敗。奮闘はしているものの、結果がついてこない試合が続いている。

 ここ6戦で5勝目を挙げたニックスは17勝14敗で東地区全体の8位。左膝の故障から3試合ぶりに復帰したクリスタプス・ポルジンギス(22歳)は、放った11本のフィールドゴール(FG)をすべて外してわずか1得点に終わったものの、ベンチから出たマイケル・ビーズリー(28歳)が25分の出場でFGを20本中13本成功させ、今季自己最多の32得点を稼いで勝利に貢献した。

 <その他の結果>

サンズ(12勝22敗)97―95グリズリーズ(9勝23敗)、ジャズ(15勝18敗)100―89スパーズ(22勝11敗)

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