宮原、V4へ射程圏内のSP2位発進「何とかまとめられた」

[ 2017年12月22日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日兼平昌冬季五輪代表最終選考会 ( 2017年12月21日    東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

女子SP、会心の演技を見せた宮原知子
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 4連覇を狙う宮原はトップに0・36点差の2位につけた。冒頭のルッツ―トーループの連続3回転ジャンプが回転不足となったが、大きなミスなく滑り切って、非公認ながら自己ベストの74・64点に迫る73・23点。「今までで一番緊張した全日本だったけれど、思った以上に落ち着いて滑れたかな。何とかまとめられて良かった」と安どした。

 左股関節の疲労骨折による長期離脱から復帰した今季は、当初から今大会での完全復活を目標に定めていた。初戦のNHK杯5位からスケートアメリカで優勝、2週前のGPファイナルも5位とはいえ上位と遜色ない内容で、計画通りに調子を上げた。今大会前のオフには温泉に行く時間をつくる心の余裕もあった。

 過去の実績から2位でも代表入りは確実。「いいスタートだったと思う。順調にここまで来られて良かった。フリーでは(周囲のサポートに対する)感謝の気持ちを感動という形で伝える演技をしたい」。初の五輪切符獲得まであと一歩だ。

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2017年12月22日のニュース