貴ノ岩、相撲協会の聴取に「暴行受ける理由全くない」

[ 2017年12月20日 22:02 ]

元横綱の日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩
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 「暴行受ける理由はない」。日本相撲協会の危機管理委員会が20日に発表した報告書で、被害者の貴ノ岩関が19日に応じた聴取の内容が判明。元横綱日馬富士関側の説明との食い違いが鮮明になった。

 報告書によると、貴ノ岩関は「自分に対する説教が終わった後、白鵬関や日馬富士関が別の話をしていた際に、スマートフォンで受信したメッセージを返信したにすぎず、特に礼を失する行為をしたわけではなく、暴行を受けて傷害を負わされるような理由は全くない」という趣旨の話をしたという。

 「他の力士や地元高校関係者らの面前で一方的に多数回にわたり暴行を受けたので恥ずかしかった」とし、日馬富士関が引退したことについては「望んでいたわけではなかった」とも述べた。

 日馬富士関がどうしてこのような仕打ちをするのか理解できず、その場にいた者がもっと早く制止してくれればよいのに、なぜ誰も止めてくれないのか、とも思っていたという。

 報告書は、貴ノ岩関は5日から入院中とした上で、病院名は非公表とした。

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2017年12月20日のニュース