横審 白鵬、鶴竜に厳重注意と進言 白鵬取り口には「相当の批判の投書」

[ 2017年12月20日 11:59 ]

横綱審議委員会を終え会見する北村委員長
Photo By スポニチ

 元横綱日馬富士による暴行事件を受け、日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の臨時会合が20日、東京・両国国技館で行われ、北村正任委員長(76=毎日新聞名誉顧問)は会合後の記者会見で白鵬、鶴竜の両横綱について「事件の発生、進展を抑えられなかったとして厳重に注意すべきだと進言する」と語った。

 また、北村委員長は「白鵬の取り口について、委員会や私個人宛に相当の批判の投書があった」と明かした。白鵬が張り手やかち上げといった取り口を15日間のうち10日以上あることを挙げ「横綱相撲とはいえない、美しくない、見たくないという意見だった」といい「白鵬自身の自覚をどう促すか、協会としても工夫して欲しいという意見もあった」と話した。

 約1時間半にも及ぶ異例の長さとなった横審の後、協会は午後に臨時理事会を実施。午後の臨時理事会で貴乃花親方(元横綱)、元日馬富士の師匠だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)らの厳しい処分案が議論される見込みだ。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月20日のニュース