大鵬の孫・納谷 祖父化粧まわしで出世披露へ 大嶽部屋に入門

[ 2017年12月20日 05:30 ]

祖母・芳子さんと笑顔でポーズする納谷幸之介
Photo By スポニチ

 大相撲の幕内優勝32回の大横綱、大鵬(故人)の孫で、元関脇・貴闘力の三男・納谷幸之介(埼玉栄3年)が19日、さいたま市内で大嶽部屋への入門会見を行った。大鵬部屋の流れをくむ部屋からプロの世界に飛び込む17歳は「幕内でしっかり活躍できる力士になりたい」と抱負を語った。

 1メートル90、160キロの体格を生かした押し相撲を得意としている。高校生活最後の今年は、主将としてチームを引っ張るとともに、全国高校選抜大会を制し、国体の少年では個人、団体で優勝した。豪栄道ら多くの力士を送り出してきた埼玉栄高・山田道紀監督は「努力するという素質にたけている」と一切妥協せずに稽古に取り組む姿勢も評価している。大鵬の孫として注目されるが「注目に見合った力をつけていきたい」と臆するところはない。

 来年1月10日の新弟子検査を受検し、初場所では前相撲で初土俵を踏む予定。新序出世披露では、祖父の現役時代の化粧まわしを巻くことになりそうだ。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)は「お孫さんなので許してもらえるのでは。化粧まわしは用意している」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月20日のニュース